立志社創立150年記念企画 民権自由の幕開け

開催日: 2024年09月14日 - 2024年11月24日カテゴリー:

立志社創立150年記念企画 民権自由の幕開け

明治が始まって間もない頃、日本にまだ国会や憲法はなく、そこで暮らす人々も、大半は「政治」を自分たちには関係ないものと考えていました。そんななか、明治7(1874)年に板垣退助や後藤象二郎、副島種臣らによって政府左院に民撰議院設立建白書が提出されます。これは、政治が一部の人の意見だけで決まることを批判し、民撰議院の設立によって国民の意見を反映して政治を行う必要がある、と訴えるものでした。また、同年高知に帰郷した板垣は同じ志を持つ仲間で団結するため「立志社」を創立します。立志社は、のちに演説会の開催や新聞・雑誌の発行など様々な手段を用いて自由民権運動を高知へ、そして日本全国へと広めていきました。
本企画展は令和6(2024)年がこうした自由民権運動の幕開けから150年の節目であることを記念し開催するものです。