展示・イベント

常設展示

展示室

 明治維新によって新しい時代がやって来ました。この新しい日本をどういう国にしていくのか。このことを真剣に考え、明治政府のめざす方向とは違う道を構想した人々が、「明治第二ノ改革」すなわち自由民権運動を呼びかけ、これに賛同する多くの人々が運動に参加しました。

 憲法を作り国会を開こう、税金を安くしろ、言論や集会が自由な世の中にしようと彼らは訴え、運動は全国に広がり、日本で最初の国民的な民主主義運動になりました。

 その中で「自由は土佐の山間より」といわれるように、土佐の人々は大きな役割を果たしました。

 常設展示では、土佐の運動を中心に自由民権運動の歩みを紹介しています。

展示室について

2階の展示室1、2で常設展示を行っています。

高知市立自由民権記念館フロアマップ

1. 自由のともしび(映像)
特別展示室
民権座  
展示室1
2. 自由は土佐の山間より
3. 近代日本の夜明け
4. 自由民権運動の生成
5. 自由民権運動の高揚
6. 自由民権運動の衰退
7. 自由万歳
展示室2
8. 自由民権運動の再燃
9. 自由民権運動の終末
10. 自由大懇親会
11. 土佐の憲法草案
12. 自由民権運動と女性
13. 自由民権運動期の文学
14. 自由と平和
15. 近代日本の青春
16. 明治の土佐

イベント

高知市立自由民権記念館企画展

<高知が生んだもうひとりの植物学者、田村利親>

田村利親は明治から大正にかけて活躍した実業家であり、柑橘類研究家としても活躍した人物です。田村はNHKドラマ「らんまん」の牧野富太郎とは少年時代から親交があり、牧野も田村の研究成果の出版にも尽力しました。しかしながら、その本が世に出ることは叶わず、今日ではほとんど忘れられた存在となっています。今回の展示では、高知が生んだもう一人の植物学者・田村利親の業績を、彼が残した柑橘の彩色画をはじめとする資料からご紹介します