企画展「蒐集家のまなざし-近森重治蒐集『近森コレクション』展―」

期間:

2026(令和8)年10月3日(土)~2027(令和9)年2月21日(日)
   ※ 前期…10月3日(土)~12月13日(日)
     後期…12月15日(火)~2月21日(日)

概要:

高知市出身の蒐集家・近森重治(ちかもり しげはる)氏が独自の審美眼で蒐集した「近森コレクション」のうち、選りすぐりの資料を一挙展示するほか、近森氏が遺したメモや研究ノート、古書画鑑賞会出品にまつわる記録などから、同氏の蒐集家としての“まなざし”に迫ります。

●主な展示資料 ※いずれも近森コレクション(個人蔵/当館保管)

土佐国絵図【前期】

1820(文政3)年、江戸にて作成された国絵図。元禄期に幕府の命令によって各国で作成された元禄国絵図のひとつ、元禄土佐国絵図を縮尺して写したものとみられる。

立志社設立趣意書【前期】

立志社は、1874(明治7)年に板垣退助らが高知市で創立した民権結社。立志社の設立趣意書は2種類あり、本資料はひろく人々へ意識改革を呼びかけることを意図したものであったと考えられる。

植木枝盛書軸【前期】

高知市出身で自由民権運動の論理的指導者である植木枝盛による書。

山脇信徳画『御畳瀬の朝凪』【後期】

高知市出身の画家で、「日本のモネ」といわれた山脇信徳による作品。山脇が高知市種崎に住んでいたころのもの。

土佐村送り切手【前期】

1872(明治5)年から約2年のみ運用された高知県の郵便制度で、実際に使われた切手。

石川寅治画「裸女十種」より『踊り』【後期/12月15日~1月17日】

高知市出身の画家、石川寅治による木版画。石川自身が作家兼プロデューサーとなり、摺師・彫師に指示して作品を制作する「私家版」として制作されたもの。

葛飾北斎『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』【前期/10月3日~11月8日】

近森氏は版本を中心に蒐集しているが、美術品を好み、古書店から膨大な数の浮世絵を購入している。本作は、近年の資料調査で和紙の質感や版の摩耗具合から真作の可能性があるとされたもの。

喜多川歌麿(版元蔦屋重三郎)『潮干のつと』【前期】

貝をテーマに、36人の狂歌師が歌を寄せた狂歌絵本。歌麿による美しい錦絵と、雲母刷りが大胆に施された豪華な一冊。蔦屋の代表作として知られる。

●展示資料リスト(一部)と関連行事等、展示の詳細については「自由のともしび」101号を御参照ください。
「自由のともしび」101号はこちら→ https://i-minken.jp/wp-content/uploads/2026/08/%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%97%E3%81%B3vol.101.pdf

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